50UPライフ・ラボとは
大きく変化する50代以上の人々の意識・生活
2010年、日本の人口に占める50歳以上の割合は43.8%。13年後の2023年には50%を超え、日本人の過半数が50歳以上になると予測されています(国立社会保障・人口問題研究所:日本の将来推計人口(平成18年推計)(出生中位・死亡中位推計)より)。こうした中、消費市場としての「シニア」が注目されています。
しかし、「シニア」という言葉のイメージと、今の50代・60代の意識や生活・消費の実際の姿には大きなギャップがあるのではないでしょうか。
今、50歳以上の意識・生活・消費は大きく変わりつつあります。
以前の50歳以上の人々は、「もう歳だから」と加齢によるカラダや心の変化に対して「あきらめ」、「降りる」ことをよしとしてきました。
しかし、現在の50代・60代(それ以上も含め)は自分のカラダやファッション・行動などに「年齢相応」「もう引退」感覚ではなく「アンチエイジ」「できるかぎり現役」感覚が強まっているように思われます。ライフスタイルや文化においても、「なつかしい過去からのストック」を大事にするだけでなく、「わくわくする今現在の新しいもの」も楽しみたいという志向性が強くなっているのではないでしょうか。
現在の60代は、戦後生まれ第一世代として、常に日本の社会・文化に変革の波を起こしてきた団塊の世代、50代は、団塊の世代が切り拓いた社会・文化の変化の動きを「消費」「ファッション・流行」「大衆文化」という形で変換してきたポスト団塊世代です。そして10年後には「バブル世代」が50代、団塊の世代は70代になります。
日本の「50歳以上」の意識やライフスタイルはこうした世代の変化によって、この10年で大きく変わりました。そして、これからも大きく変わることが予想されます。たとえば、今、多くの高齢者が直面し、世の中でネガティブに“問題”視されている “介護”や“おひとりさまの老後”といったことがらについても、これからの50歳以上はこれまでとは別の考え方を取り入れることによって、ポジティブな“ライフスタイル”に変革していくのかもしれません。
企業にとって「50歳以上」は日本における“最後のフロンティア市場”といえるでしょう。また、公共の担い手にとっては、これからの日本そのものの活力向上のためにも、「50歳以上」が生き生きと生きられる社会を作ることが必要になると思われます。「50歳以上」が幸せに生きていくことで、若者や子供にとっても、あんなふうになりたいという今後の人生への希望が生まれるのですから。
これからの50以上=『50UP』のリアルボイス・リアルライフを発信します
50UPライフ・ラボは、50歳以上の生活者の中でもITリテラシーがあり、生活感度が高く、人生をポジティブに楽しもうとする、これからの「シニア」年代の先行指標型の50歳以上を『50UP(フィフティーアップ)』と名づけます。
50UPライフ・ラボでは、50UPたちのインタビューとネットワークづくりを行い、企業等の方々の商品やサービス作り、あるいはコミュニケーションをサポートする、リアルでライブな生活意識と消費スタイルの実像を、50UP自身の発言と生活記録、交流の中から発信いたします。
また、活動を通じて50UPたちがより楽しく充実した生活・社会参加を実現するお手伝いもしていこうと考えております。
50UPライフ・ラボは50UPたちと企業や公共の担い手がともに集い、さまざまなコミュニケーションやコラボレーションを通じて、50UPが人生を楽しめる日本になるお手伝いをすることをめざします。
皆様、50UPライフ・ラボをどうぞ、よろしくお願いいたします。
シナリオワーク 竹之内祥子